アフターピルで吐き気は起こる?|吐いた時の対処法も紹介
アフターピルを服用すると、吐き気が起こることがありますが、これは一時的な副作用であり、重篤なものではありません。
多くの場合、24時間以内におさまります。
ただし、万が一服用後に嘔吐してしまった場合は、再服用が必要になることもあるので注意が必要です。
この記事では、アフターピルによる吐き気の原因や対処法、再服用の判断基準についてくわしく解説します。「吐いてしまったけど、どうすればいいの?」と不安な方も、この記事を読めば正しい対応がわかりますので、ぜひ参考にしてください。
アフターピルで吐き気が起こるのは副作用の1つ

アフターピルを服用した後に吐き気を感じるのは、副作用の1つとしてよくあることです。
ただし、ほとんどの場合は軽度かつ一時的であり、24時間以内におさまるケースが大半です。
アフターピルは日本国内だけでなく、世界中で広く使われている安全性の高い医薬品です。副作用として吐き気が起こることはあっても、重篤な健康被害が起こることは稀です。
ただし、中には強い吐き気を覚える方がいるのも事実です。アフターピル服用後、我慢できないほど強い吐き気が起こった場合は、お近くの医療機関にご相談ください。
吐き気を恐れて服用しない方がリスクが高い
アフターピルの副作用として吐き気があると聞いて、「つらそうだから飲みたくない」と感じる方もいるかもしれません。しかし、吐き気が怖いからといって服用を避けることの方が、はるかに大きなリスクを伴います。
アフターピルを服用するタイミングが早ければ早いほど、避妊効果は高くなります。避妊に失敗した後、薬を飲まずに時間が経過すれば、妊娠する確率が上がってしまうのです。
確かに吐き気はつらい症状ですが、通常、数時間〜1日程度で収まります。一方で、望まない妊娠は、身体的にも精神的にも長期にわたって大きな影響を及ぼしかねません。
医師に相談すれば、できるだけつらくない方法で避妊をサポートしてくれます。自分の身体と未来を守るためにも、必要なときには迷わずアフターピルを選びましょう。
吐き気の起こりやすさは薬剤ごとに違う?

レボノルゲストレル
レボノルゲストレルを使用した場合、副作用として吐き気(悪心)が現れるのは約3.6%とされています。もし吐き気があったとしても非常に軽度で済むケースが多く、嘔吐に関してはほとんど報告がありません。
このように、レボノルゲストレルはアフターピルの中でも特に副作用が少なく、安全性が高いと評価されています。
副作用が不安な方でも、比較的安心して服用できるアフターピルの1つです。
※参考:「緊急避妊法の適正使用に関する指針」日本産科婦人科学会
ウリプリスタール
ウリプリスタールを主成分とするアフターピルの副作用として、10人に1人程度の割合で吐き気や胃の不快感が報告されています。ただし、強い吐き気や重篤な症状は非常にまれであり、ほとんどのケースで吐き気は、自然におさまるほど軽度なものです。
レボノルゲストレルと同じく安心して服用できるアフターピルです。
※参考:Package leaflet: Information for the user
その他:Yuzpe(ヤッペ)法の場合
かつて主流だったアフターピルの方法として、Yuzpe(ヤッペ)法があります。これは低用量ピルを一定の量、2回に分けて服用する方法で、緊急避妊法の初期に使われていました。
しかし、このヤッペ法では副作用が顕著に出ることが多く、実際に50.1%の人に悪心(吐き気)、14.8%の人に嘔吐の副作用が出たという報告があります。
こうした理由から、現在ではヤッペ法はほとんど使用されなくなり、より副作用の少ないレボノルゲストレルやウリプリスタールが主流となっています。
※参考:「緊急避妊法の適正使用に関する指針」日本産科婦人科学会
現在主流のアフターピルは吐き気がほとんど起こらない
上記のように、かつてのヤッペ法では高い割合で吐き気・嘔吐といった副作用が見られました。しかし現在主流のアフターピルはそのような心配が大きく軽減されています。
現在、医療機関やオンライン診療で処方されるアフターピルの多くは、レボノルゲストレルやウリプリスタールなど、吐き気のリスクが少ない薬剤です。また、万が一、服用後に吐き気を感じたとしても、ほとんどの場合、症状は一時的かつ軽度です。
安心して服用してください。
万が一アフターピル服用後に吐いてしまった時の対応方法

アフターピルを服用した後に吐いてしまった場合、薬の成分についても、体内に吸収される前に体外に排出されてしまうケースがあります。
この場合、十分な避妊効果を得ることができません。そのため、アフターピル服用後に嘔吐してしまうと、再服用が必要です。
アフターピルの種類ごとに、再服用が必要になる時間の目安は異なります。ここでは、主要な2種類のアフターピルについて、嘔吐時の対応方法を解説します。
ただし、体調や吐き気の程度によっては個別対応が必要になるため、不安な場合は医師に相談することをおすすめします。
レボノルゲストレルの場合
レボノルゲストレルは、服用からおおよそ2時間以内に体内で吸収されるとされています。
そのため、服用後2時間以内に吐いてしまった場合には、薬がまだ十分に吸収されていない可能性があるため、1錠を追加で再服用する必要があります。
一方、服用から2時間以上が経過している場合は、薬剤はすでに体内に吸収されていると考えられるため、その後に嘔吐があっても追加投与は原則不要です。
※参考:「緊急避妊法の適正使用に関する指針」日本産科婦人科学会
ウリプリスタールの場合
ウリプリスタールの場合、服用後3時間以内に嘔吐した場合は、避妊効果が不十分になる可能性があるため、嘔吐後できるだけ早くもう1錠を再度服用することが推奨されています。
3時間を超えてからの嘔吐であれば、通常は追加の服用は不要とされています。
※参考:Package leaflet: Information for the user
アフターピルの吐き気が不安な方は医師へ相談を
アフターピルを服用したいけれど、「吐き気が強く出ないか不安」「もし吐いたらどうすればいいのか分からない」と悩む方は少なくありません。とくに体調に不安がある場合や、再服用すべきか判断が難しいケースでは、医師への相談が非常に重要です。
そんなときに便利なのが、「メディカルポスト」のオンライン診察・処方サービスです。専門の婦人科医が、LINEで事前に相談に乗ってくれるほか、オンラインで診察・処方が受けられます。
診察後は最短で翌日にアフターピルが手元に届くため、時間に余裕のない緊急時でも安心です。
近年では、インターネットにて、医師の処方なくアフターピルが購入できる場合や格安で入手できる場合もありますが、注意が必要です。
正規の対応や価格ではなく販売されているアフターピルは、偽薬や粗悪品の可能性があります。成分や服用方法が不明確なものを使用すると、健康被害を招く恐れがあります。
実際に、厚生労働省も個人輸入された医薬品の安全性について注意喚起を行っており、こうした医薬品を安易に使用することは非常に危険であると問題視しています。
安心・安全にアフターピルを服用するためには、信頼できる医療機関に相談することが大切です。吐き気などの副作用に不安がある方は、まずはメディカルポストで気軽に相談してみてください。お申込みはこちらからできます。
※参考:医師・歯科医師の方へ医薬品等の個人輸入についてのご注意|厚生労働省入についてのご注意|厚生労働省
アフターピル服用後に吐き気に関するよくある質問
Q. 吐き気はないのですが、薬はちゃんと効いていますか?
吐き気がないからといって、アフターピルの効果がないというわけではありません。吐き気の有無と、薬が効いているかどうかに直接的な関係はありません。
正しく服用していれば、体内ではしっかりと有効成分が働いており、避妊効果が期待できます。
Q. アフターピルを服用しました。吐き気はいつありますか?
吐き気が出るタイミングは個人差がありますが、多くの場合、服用から数時間以内に一時的に出ることがあります。
また、副作用がまったく出ない人もいれば、翌日になってから軽く気分が悪くなるという人もいます。ただし、いずれも長時間続くような強い症状はまれで、多くは24時間以内に自然と治まります。
Q. 何を食べれば吐き気が和らぎますか?
吐き気があるときは、冷たくてのどごしのよい食べ物や、においの少ない、やわらかいものを選ぶとよいでしょう。
たとえば、冷たいゼリー、ヨーグルト、おかゆ、バナナなどが挙げられます。また、炊きたてのごはんや脂っこい料理は逆効果になることがあるため、避けた方が安心です。医師から指示がある場合は、それに従うようにしましょう。
Q. 市販の吐き気止めを服用しても良いですか?
日本産科婦人科学会の指針によると、アフターピル服用前に予防的に吐き気止めを飲むことは推奨されていません。
ただし、どうしても吐き気が収まらずつらい場合には、医師の判断により吐き気止めが処方されるケースもあります。市販薬を自己判断で服用する前に、必ず医師に相談してください。
※参考:「緊急避妊法の適正使用に関する指針」|日本産科婦人科学会
Q. 吐いてしまった後、病院へ行く前にできることはありますか?
病院に行く前にできることとして、「いつ・どんな状況で・何分後に吐いたか」を正確にメモしておくことが大切です。その記録が医師の判断材料となります。
また、体調を整えるために安静を保ち、水分を少しずつ摂取するよう心がけましょう。無理に食事をとる必要はありません。
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