アフターピルには高い避妊効果はありますが、確実ではなく、妊娠する可能性はゼロではありません。妊娠検査薬が陽性になる（妊娠する）可能性はあるでしょう。また、アフターピルの服用によって妊娠していないのに陽性になることはありません。
ただし、卵巣腫瘍や膀胱がんなど悪性腫瘍がある場合、妊娠検査薬が反応するｈＣＧの数値が上昇して誤って陽性が表示されるケースもあります。アフターピル服用後の妊娠検査薬について、ご不安な点がございましたら、遠慮なくご相談ください。

アフターピルの服用後は、ホルモンバランスが変化するため、生理の周期がズレたり、変わったりする可能性があります。早い方で服用から3日後、遅い方でも3週間以内に生理もしくは消退出血が現れます。これは、アフターピルを服用した全ての方に当てはまるわけではなく、服用時期が排卵前・後かによっても月経や消退出血が起きるタイミングは異なります。服用後に消退出血が来て、その後月経が来る方もいれば、消退出血と月経が重なって来る方もいらっしゃいます。消退出血と、妊娠初期に現れる着床出血は見分けが難しいため、ご不安がある方は妊娠検査薬を使用するようにしましょう。妊娠検査薬が陰性なのに、月経が来ない場合には、婦人科系の疾患の可能性もあるため、医療機関を受診してください。

アフターピルの服用によって不妊になることはないので、ご安心ください。アフターピルは、排卵を遅らせ、着床を防いで避妊しますが、それは一時的な効果となります。

アフターピルの副作用に、吐き気があります。吐き気によって、ピルを吐き出してしまうケースは少なくありません。服用から2時間以内に吐き出してしまった場合は、薬剤が身体に吸収されていない可能性が高く、再度服用が必要です。メディカルポストにご相談いただくか、お急ぎの場合には、お近くの産婦人科・婦人科もしくは当サービス提携先のクリニックにご相談ください。また、吐き出してしまうことが不安な方は、服用時に吐き止めを一緒に内服いただくのもおすすめです。