低用量ピル・ミニピルの血栓症リスクは?確率や予防法を解説|メディカルポスト
低用量ピルやミニピルは避妊効果だけでなく、月経痛の緩和や月経前症候群(PMS)の軽減、ホルモンバランスの調整など、女性の健康管理に役立つ飲み薬です。
しかし、ピルの副作用やリスクを調べると血栓症の記載があり、服用に不安を感じる方も少なくないのではないでしょうか?
こちらの記事では、ピルと血栓症の関係、発生確率や初期症状、予防方法について詳しく解説します。
血栓症とは?ピルとの関係
血栓症とは、血管内に血の塊(血栓)ができ、血流が阻害される疾患です。多くのピルには卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)が含まれており、エストロゲンが血液凝固作用に影響を与えるため、ピルの服用によって血栓症のリスクがわずかに高まるとされています。
ただし、ピルの適切な服用や医師の指導に従うことで、リスクを回避することが可能です。

日本産科婦人科学会編の「低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン」によれば、低用量ピルを服用している女性における血栓症の発生率は、1万人あたり3~9人とわずか0.03%~0.09%の確率です。
この発生率は、妊娠中に血栓症が起こる確率の0.05%~0.2%、産後期間の0.4%~0.65%よりも少ない数値です。
アメリカ合衆国の保健福祉省公衆衛生局の下にあるNIH(アメリカ国立衛生研究所)のサイトに掲載されている情報にも、ピル服用中より妊娠中および産後期間中の血栓症リスクの方が高いと明言されています。
加えて、血栓症リスクが上がるのは使用開始から数カ月間のみであり、服用を中止すればリスク値が非服用者と同じ水準まで戻ることも確認されています。
OCによるVTEリスクの増加は使用開始後4カ月以内に認められ、中止後3カ月以内に非服用者のリスク値まで戻るといわれている。症例対照研究で、使用期間の長期化に伴ってVTEリスクの低下が認められているが、これはOCの使用によって血栓性素因が顕在化するためであると指摘されている。
出典:低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン
※OCとは低用量経口避妊薬(低用量ピルなど)のこと
ピル服用中の血栓症リスクを高める要因
- 喫煙
- 年齢
- 肥満や高血圧などの生活習慣病
ピル服用中の血栓症の発生には、さまざまな要因が影響します。その中でも特に注意が必要なのが上記の要因です。
喫煙は血管に負担をかけ、血栓症のリスクを大幅に高めます。特に35歳以上の女性で喫煙を続けている場合、リスクがさらに上昇します。
また、喫煙の有無に関係なく、年齢が高くなるにつれて血液の流動性が低下して血栓症のリスクは上がるため、35歳以上でピルを服用する場合は医師との相談が必要です。
肥満や高血圧などの生活習慣病も、血栓症のリスクを高める要因となります。
ピルによる血栓症の初期症状は?
- ふくらはぎのだるさや痛み
- ひどいむくみ
- 皮ふ出血(あざ)の発生
- 息切れや胸の痛み
- 頭痛、めまい
ピルを服用している間に上記のような症状が現れた場合は、速やかに医師に相談しましょう。
特に服用開始から数カ月間は身体がピルに慣れる段階であるため、注意深く体調を観察してください。
ピルによる血栓症を予防するには
- 体質・生活習慣・年齢に合ったピルを服用する
- 肥満や高血圧を避ける
- 水分を摂取する
- 適度に運動をする
血栓症リスクを軽減するためには、自分の体質や生活習慣、年齢に合ったピルを選び、医師の指導に従って正しく服用することが重要です。特に肥満や高血圧などのリスク要因がある場合は、医師と十分な相談を行いましょう。
日常生活においては、適度な運動を心がけることが効果的です。デスクワークが多い方は、定期的に立ち上がって体を動かすようにしましょう。また、水分をしっかり摂取することで血液の流れをスムーズに保つことができます。
ピルを服用しているからといって、特別に負荷の高い行動を加える必要はありません。日常から健康的な生活を送っていれば、ピル服用中の血栓症のリスクは低下します。
血栓症リスクが低いミニピル

血栓症リスクが高い方には、エストロゲンを含まないミニピルが推奨される場合があります。ミニピルは黄体ホルモン(プロゲステロン)のみを含むピルであり、低用量ピルと比較して血栓症リスクが低いとされています。
特に下記に当てはまる方はミニピルが推奨されています。
- 35歳以上の方やタバコを吸う方
- 授乳中の方
- BMIが30以上の方
- 閉経後の方
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ミニピルの詳細は下記の記事をご参照ください。
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