ピルを飲み忘れたらどうする?1日・2日・3日以上の正しい対処法
低用量ピルの効果を最大限に発揮するためには、毎日決まった時間での継続的な服用が必要です。しかし、日々の生活の中で服用時間を過ぎてしまったり、出先に持っていき忘れたりすることは誰にでも起こり得ます。
ただ、飲み忘れたからといって、すぐに大きな問題になるとは限りません。飲み忘れまでの服用が正しく行われており、いつもの服用時間から24時間以内の飲み忘れであれば、低用量ピルの効果が損なわれることはほぼありません。
大切なのは、あわてて自己判断をするのではなく、まず今の状況を落ち着いて確認することです。飲み忘れたのは何錠か、実薬か偽薬か、シートの何週目か。こうした点によって、その後の考え方は変わってきます。
この記事では、ピルを1日だけ飲み忘れた場合、2日連続で飲み忘れた場合、3日以上空いてしまった場合に分けて、どう考えればよいかをわかりやすくご説明します。
ピルを飲み忘れたとき、まず確認したいこと
ピルの飲み忘れでは、いくつか確認しておきたいことがあります。
まず、何錠飲み忘れたのか。次に、飲み忘れたのが実薬か偽薬か。そして、シートの第1週・第2週・第3週のどこで起きたのか。さらに、直近に性交渉があったかどうかも大切です。
同じ飲み忘れでも、1日だけ忘れた場合と、数日続けて飲めていない場合では、考え方が変わります。特に第1週の飲み忘れや、数日続けて実薬を飲めていない場合は、より慎重に考える必要があります。
【結論】ピルの飲み忘れは日数によって考え方が変わります
1日だけの飲み忘れであれば、気づいた時点ですぐに飲み忘れた分を服用し、その後も通常どおり続ける対応になることが一般的です。大きく影響しないことも多いですが、タイミングによっては注意した方がよい場合もあります。
一方で、2日以上続けて飲み忘れた場合は、避妊効果が弱まっている可能性があります。服用を再開したあともしばらくは追加の避妊を意識した方が安心です。
また、28錠タイプのピルには、ホルモンが入っていない偽薬が含まれていることがあります。偽薬は服用の習慣を保ちやすくするために入っているもので、飲み忘れたからといって、基本的に避妊効果が落ちるわけではありません。
ただし、28錠タイプの内容はすべて同じではなく、スリンダやアザリアのように、構成や成分が異なるタイプもあります。自分が飲んでいるピルの内容に不安がある場合は、シートの表示や処方時の説明を確認し、迷うときは婦人科や処方元に相談してください。
【時間別対処法】低用量ピルの飲み忘れ
1日(1錠)の飲み忘れ
ピルを1日だけ飲み忘れた場合は、気づいた時点で飲み忘れた1錠を服用し、その日の分はいつも通りの時間に飲むのが一般的です。1日に2錠飲む形になっても、1日だけの飲み忘れであれば、このように対応することがあります。
この場合、避妊効果が大きく下がらないことも多いですが、まったく影響がないとは言い切れません。特に、シートの第1週に飲み忘れた場合や、休薬明けすぐのタイミングでは注意が必要です。
また、直近に性交渉があった場合や、不安が強い場合は、自己判断だけで済ませず、早めに相談しておくと安心です。
2日(2錠)の飲み忘れ
2日続けてピルを飲み忘れた場合は、1日だけの飲み忘れよりも慎重に考える必要があります。数日続けて実薬を飲めていないと、避妊効果が十分でなくなっている可能性があるためです。
気づいたあとは、服用を再開して通常どおり飲み続けることが基本になります。ただし、どのように再開するかは、飲んでいるピルの種類や、いつの分を飲み忘れたかによって変わることがあります。何錠飲めばよいか迷うときは、自分で判断せず、婦人科や処方元に確認するのが安心です。
また、服用を再開したあともしばらくは注意が必要です。実薬を7日連続で飲むまでは、性交渉を控えるか、コンドームを併用するようにしましょう。特に第1週の飲み忘れや、飲み忘れの前後に性交渉があった場合は、アフターピルを含めて早めに相談した方が安心です。
3日(3錠)の飲み忘れ
3日以上ピルを飲み忘れた場合は、避妊効果が十分に保たれていない可能性があります。ここまで服用が空いてしまうと、1日や2日の飲み忘れとは違い、自己判断が難しくなることがあります。
まずは今のシートの状態や、最後に飲んだ日、直近の性交渉の有無を確認しましょう。そのうえで、服用をどう再開するか、今のシートを続けるべきかなどを判断していくことになります。
ただし、3日以上の飲み忘れでは、飲んでいるピルの種類やタイミングによって対応が変わりやすいため、迷った場合はできるだけ早く婦人科や処方元に相談するのが安心です。特に、第1週の飲み忘れや、飲み忘れの前後に性交渉があった場合は、早めの確認をおすすめします。
第1週・第2週・第3週でなぜ考え方が変わるの?
ピルの飲み忘れでは、シートのどの週で起きたかによって注意点が変わることがあります。
第1週は、休薬期間のあとにあたることが多く、ここで飲み忘れがあると、避妊効果に影響が出やすいと考えられています。そのため、第1週の飲み忘れは特に慎重に考える必要があります。直近に性交渉があった場合は、早めに相談しておいた方が安心です。
第2週は、直前まできちんと服用できていれば比較的安定していることもありますが、飲み忘れが続いていたり、前後の服用状況があいまいだったりする場合は、自己判断しない方が安心です。
第3週は、このあと休薬期間に入るタイミングに近いため、飲み忘れによって薬の切れ目が長くなる可能性があります。そのため、状況によっては休薬をはさまず次のシートへ進むよう案内されることもあります。ここは迷いやすい部分なので、不安がある場合は確認しておきましょう。
性交渉があった場合、アフターピルは必要?
ピルを飲み忘れたあとに性交渉があった場合や、飲み忘れの前後に避妊なしの性交渉があった場合は、状況によってアフターピルの相談が必要になることがあります。
特に気をつけたいのは、第1週の飲み忘れです。休薬期間のあとに服用がうまくつながっていないと、妊娠の可能性を慎重に考える必要が出てきます。また、2日以上の連続した飲み忘れがあり、その前後に性交渉があった場合も、早めに相談した方が安心です。
アフターピルは、服用のタイミングが早いほど効果が期待しやすいとされています。迷ったまま時間を空けてしまうより、不安を感じた時点で相談することをおすすめします。
ピルを飲み忘れた場合の妊娠確率は?
飲み忘れや、服用時間の大幅なズレが生じた場合、低用量ピル服用中の妊娠確率は0.3%から8%に上昇します。24時間を超えた瞬間に妊娠確率が8%まで跳ね上がるわけでなく、徐々に確率が上昇していきます。
妊娠確率8%は、一般的なコンドームの使用による妊娠確率の15%と比較すると少ないといえますが、妊娠する可能性は少なからずあります。可能な限り飲み忘れがないようにしましょう。
万が一、性行為後に飲み忘れに気付いた場合は、アフターピルで緊急避妊を行うことをおすすめします。
偽薬を飲み忘れた場合は基本的にあわてなくて大丈夫
28錠タイプのピルには、ホルモンが入っていない偽薬が含まれていることがあります。偽薬は服用の習慣を保ちやすくするために入っているもので、飲み忘れたからといって、基本的に避妊効果が落ちるわけではありません。
もし偽薬を飲み忘れた場合は、その錠剤は飲まずに飛ばして、次から通常どおり続ければよいことが多いです。ただし、自分が今飲み忘れたのが本当に偽薬かどうか分からない場合は、シートの並びや処方された薬の説明を確認し、それでも不明なら相談するようにしてください。
ミニピルの飲み忘れは低用量ピルと同じではありません
「ピルの飲み忘れ」といっても、低用量ピルとミニピルでは考え方が異なることがあります。服用時間のずれに対する扱いや、飲み忘れたときの対応が同じとは限りません。
このページでは低用量ピルを中心にご説明しています。ミニピルを飲んでいる方は、処方時の説明や医師からの案内を優先し、不安がある場合は早めに相談してください。
不安なときは自己判断せず相談してください
- 飲み忘れが3日以上続いているとき
- いつから飲み忘れたのか自分でもはっきりしないとき
- 第1週の飲み忘れと性交渉が重なっているとき
- 不正出血が続いているとき
- 妊娠の可能性が心配なとき
- 吐き気や下痢が続き、薬をきちんと吸収できたか不安なとき
こうした場合は、ひとりで考え続けるより、実際の服用状況をもとに早めにご相談ください。ピルの飲み忘れは、同じように見えても細かな条件で対応が変わることがあります。不安が強いときほど、早めに確認しておくことをおすすめします。
低用量ピル飲み忘れの防止方法おすすめ5選
- 毎日の習慣とセットにする
- ピル専用のアプリを利用する
- スマホのアラームやリマインダー機能を使う
- 4シートに細かい日付を書き込む
- 忘れてもすぐに飲めるように持ち歩く
低用量ピルは、継続的な服用で高い効果を発揮する経口避妊薬です。自分の生活リズムに合った方法で、無理なく服用を続けましょう。
1.毎日の習慣とセットにする
生活リズムがほぼ一定の方は、毎日の習慣とセットにすることで飲み忘れを防げます。例えば、朝の洗顔やメイク時、食事や歯磨き、就寝前などです。動作を行う場所や物と一緒にシートを置いておくことで、飲み忘れを防げます。
2.ピル専用のアプリを利用する
低用量ピルを服用する女性が増え、最近ではピル専用のスマートフォンアプリも開発されています。設定した時刻に服用の通知が届くほか、体調やメンタルの変化などを記録できるなど、便利な機能がたくさんあります。
3.スマホのアラームやリマインダー機能を使う
専用のアプリを入れなくても、元々スマートフォンに搭載されているアラームやカレンダーアプリを使用すれば、特定の時間に通知が届きます。シンプルな通知が欲しい方におすすめの方法といえるでしょう。
4.シートに細かい日付を書き込む
低用量ピルの種類によっては、1~28(21錠の場合は21)の番号が記載されてあるシートもありますが、飲み始めが必ず1日になるとは限らないため、今日の分を服用したかどうかが分からなく方は少なくありません。シートに細かい日にちや曜日を記載しておくと、どこまで飲んだのかが一目で分かるようになり、飲み忘れを防ぐことができます。
5.忘れてもすぐに飲めるように持ち歩く
持ち歩く習慣を付けることで、外出先で飲み忘れに気付いても大きな時間のズレなく低用量ピルの服用が可能です。低用量ピルのシートを手帳のカバーに挟んだり、化粧ポーチに入れたりしている方もいらっしゃるほか、最近は低用量ピル専用のケースなども販売されています。
よくある質問
Q.ピルを1日飲み忘れたら、避妊効果はなくなりますか?
A.1日だけの飲み忘れで、気づいた時点ですぐに服用し、その後も通常どおり続けられていれば、大きく低下しないこともあります。ただし、第1週や第3週など、タイミングによっては注意が必要です。
Q.2日連続で飲み忘れた場合、アフターピルは必要ですか?
A.場合によります。第1週の飲み忘れだった場合や、直近に避妊なしの性交渉があった場合は、アフターピルを検討することがあります。迷う場合は、できるだけ早く相談してください。
Q.偽薬を飲み忘れても大丈夫ですか?
A.偽薬であれば、基本的に避妊効果には影響しないことが多いです。ただし、実薬か偽薬か分からないときは、自己判断せず確認した方が安心です。
Q.飲み忘れた日が分からない場合はどうすればいいですか?
A.その場合は、自己判断で進めない方が安全です。飲んでいるシートを手元に用意し、いつ頃から飲み忘れた可能性があるのかを整理したうえで、医師や薬剤師に相談してください。
Q.飲み忘れたあとに出血しました。妊娠していますか?
A.出血だけで妊娠の有無を判断することはできません。不正出血が起こることもありますし、心配な場合は妊娠検査薬や受診で確認する必要があります。不安が続くときは、早めに相談しましょう。
迷うときは早めのご相談を
ピルの飲み忘れは、誰にでも起こりうることです。大切なのは、飲み忘れてしまったことを責めることではなく、そのあとどう対応するかです。
1日だけの飲み忘れであれば大きな問題にならないこともありますが、2日以上続いている場合や、第1週の飲み忘れ、性交渉が重なっている場合は、早めに確認しておいた方が安心です。
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