ピルの副作用でうつ症状が出る?原因と対処法
避妊や月経トラブルの改善などで処方されるピルですが、副作用として気分の落ち込みや倦怠感などが挙げられているため、精神面への影響を不安に感じる方も少なくありません。
ピルの服用によるメンタルヘルスへの影響には、ホルモンバランスの変化が関係している場合があります。本記事では、ピルとうつ症状との関係や原因、症状の持続期間、対処の方法についてわかりやすく解説します。
ピルの副作用に「うつ症状」はある?
ピルには、気分が落ち込んだり、いらいら感がしたりといった、うつに似た症状を起こす可能性があります。
これは、アフターピル、低用量ピル、ミニピルのどの種類のピルでも同じです。
しかし、うつ症状はすべての人に起こるわけではありません。むしろ、精神面的な影響が出る可能性は非常に低いです。
実際に、抑うつやいらいら感といった副作用が見られる頻度は、1%未満または頻度不明 とされており、ごく限られたケースにとどまります。
ピルにおける代表的な副作用としては、不正出血や乳房の張り、吐き気などがありますが、これらの発生率は5%以上です。この数値からも、うつ症状はピルの副作用の中でも頻度が低いことが分かります。
また、仮に症状が出た場合でも、日常生活に大きな支障をきたすほど深刻になるケースはまれであり、多くの場合、時間の経過とともに軽快していきます。
どんな症状がうつ症状?
- 不安感
- めまい
- 意欲の低下
- 慢性的な疲労感
- 食欲の低下
- 不眠など
これらの症状がピルによるものかどうかを正確に判断するのは難しく、月経周期や生活習慣、ストレスなどの他の要因が関係しているケースもあります。
もし気になる変化を感じた場合は、一人で抱え込まずに、医師に相談しましょう。
ピル服用でうつ症状が出る原因

ピルの服用により、まれに気分が沈んだり、不安感が強くなったりする場合があります。
これは、ホルモンバランスの変化が脳内の神経伝達物質に影響を与えるためと考えられています。
ピルは、女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲスチンを含み(ミニピルの場合はプロゲスチンのみ)、排卵の抑制や月経周期のコントロールをしています。これらのホルモンは、視床下部や脳下垂体に作用して、自然なホルモン分泌の指令を調整する働きを持っています。
これらのホルモンの調整作用が、間接的に脳内の神経伝達物質(セロトニン、ドーパミン、GABAなど)にも影響を及ぼすことがあります。
月経前の気分の落ち込みや、イライラなどのPMS(月経前症候群)も、ホルモン変動が原因で起こる症状の一例です。
ただし、こうした変化はすべての人に起こるわけではありません。うつ症状には体質やストレス、生活環境など複数の要因が関係しており、原因を一つに特定するのは難しいとされています。
「ピル=うつになる」というわけではなく、あくまで「一部の方にホルモンの影響で気分の揺らぎが起こる可能性がある」というのが適切な理解です。
参考:Effects of hormonal contraceptives on the brain
休薬期間にうつ症状が出ることも
ピルの休薬期間中のみ、気分の落ち込みやイライラ、不安感などを感じる方もいます。
これはホルモンの変動による一時的な影響と考えられています。
多くの低用量ピルでは、21日間の服用後に7日間の休薬(または偽薬)期間が設けられており、この期間にホルモンの供給が止まることで、体内のホルモンバランスが一時的に変化します。この変化が脳内の神経伝達物質に影響を及ぼし、気分の不安定さを引き起こす場合があるのです。
休薬期間中の不調がつらい場合には、ピルの種類を変えたり、連続服用(休薬なし)したりといった選択肢もあります。いずれも医師の判断のもとで行う必要があります。
うつ症状はいつまで続く?改善する?
ピルによるうつ症状は、ほとんどが一過性であり、数週間〜3か月程度で自然に改善するケースが大半です。
ピルの服用を始めた直後は、体内のホルモンバランスが変化するため、一時的に気分が沈んだり、不安感が強まったりする場合があります。これは、身体が新しいホルモン環境に適応していく過程で起こる自然な現象です。
一方で、症状が長く続く場合や、生活に支障を感じるほどの状態であれば、我慢せず、医師へ相談しましょう。
ピルによるうつ症状が出た時の対処法
- 経過観察
- 生活習慣の見直し
- ピルの服用時間や生活リズムの安定
- ピルの種類を変更する
- 婦人科と心療内科の連携
ピルの服用中に気分の落ち込みや不安感を感じた場合は、自己判断で中止せず、まずは医師に相談しましょう。
気分の変化がピルによるものかどうかを明確にするために、症状についての記録を残しておくのもおすすめです。
「いつから・どのような症状が・どのくらいの頻度で起きているか」を伝えると、医師の判断がスムーズになります。
うつ症状のような変化を感じても、必ずしもピルをやめる必要があるとは限りません。医師と相談しながら、より自分に合った方法を探っていくことが、安心してピルを続けるためのポイントです。
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