ミニピルは太る？肌荒れする？見た目の変化を解説｜メディカルポスト

ミニピルとは、プロゲステロン（黄体ホルモン）のみを含む経口避妊薬です。女性の体内でのホルモンバランスを調整し、避妊効果のほかにも、月経困難症や子宮内膜症を改善する働きをします。

低用量ピルと異なり、エストロゲン（卵胞ホルモン）を含まないため副作用が比較的少ないといわれている一方で、「太りやすいのでは？」「肌荒れするらしい」などの見た目の変化を心配する声も多く聞かれます。

この記事では、ミニピルが体重や体形、肌に与える影響について、医師監修のもと解説しています。

ミニピルは太る？

現段階で、ミニピルと体重増加に直接的な因果関係は認められていません。

イタリアで2016年に行われた研究では、更年期に近い女性を対象にミニピルを使用した場合、1年間の体重増加はホルモンを含まない避妊方法を使用している女性と比べて特に違いがないことが分かりました。

専門家は、ミニピルを使って体重が増えたと感じる人の多くは、実際には年齢による代謝の低下や生活習慣が影響していると述べています。

参考： FSRH CEU Statement: Contraception and Weight Gain (August 2019)

ただし、ミニピルに含まれるプロゲステロンには体内に水分を溜め込む働きがあります。そのため、ミニピルを飲み始めて数カ月などのホルモンバランスが整っていない時期は、体内の水分量が増えたことにより、一時的に体重が増加する場合があります。

ミニピル服用中に太らないために

• バランスの良い食事を心がける
• ウォーキングや軽いストレッチなど、無理のない範囲で運動を続ける
• 十分な睡眠をとる
• 水分を十分に摂取する

ミニピルを服用する機会の多い30代以降の女性は基礎代謝が低下するため、生活習慣も体重に影響を与えることがあります。健康的なライフスタイルを心がけましょう。

ミニピルに含まれるプロゲステロンは、体内に水分を溜め込む性質を持ちます。そのため、水分の摂取はむくみと体重増加を促進させるのでは、と考える人もいるかもしれません。

ですが、水分不足の状態だと身体は「水分が足りない」と判断して、さらに溜め込もうとします。十分な水分を摂取し、余分な水分を尿として排出しやすくするサイクルを作ることが重要です。

ミニピルで胸が大きくなる？

ミニピルの服用で胸が大きくなった、胸が張ったなど副作用が見られる場合がありますが、これは一時的な症状です。

服用開始からしばらくは、ホルモンバランスの変化により、胸の張りや痛みを感じることがあります。これは身体がミニピルのホルモンに慣れていく過程での反応で、正しい服用を継続していけば、通常2～3カ月程度で落ち着いてきます。

気になる症状が続く場合は、すぐに担当医に相談しましょう。

ミニピルでニキビは治る？肌荒れするって本当？

プロゲステロンのみを含有しているミニピルは、エストロゲンを含む低用量ピルなどと比較して、肌に対する効果（肌荒れ、ニキビを抑える作用）は弱いと考えられています。

ミニピルの服用開始直後はホルモンバランスの変化により、一時的に肌トラブルが起こる可能性がありますが、一過性の症状です。

ミニピルのその他のデメリットや特徴については下記の記事をご参照ください。

ミニピルの効果と副作用

また、メディカルポストでは、患者様の症状に応じた美肌薬の処方も可能です。ミニピル服用中で肌トラブルにお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

メディカルポストで販売中のオンライン美肌薬|種類と効果

ミニピルの不安をいつでも相談できるメディカルポスト

ミニピルの服用による疑問や体調の変化は、一人で抱え込まずに医師に相談することが大切です。しかし、忙しくてクリニックに行く時間がない方や、近くにミニピルを取り扱っている婦人科がない方も多いのではないでしょうか。

メディカルポストは、LINEのみで全国どこからでも医師とのオンライン診療・処方が可能です。自宅でも外出先でも、ご自分のライフスタイルに合わせてご利用ください。

診察後はお薬が最短で当日発送され、中身が分からないようにプライバシーに配慮された梱包でお手元に届きまます。定期配送サービスもご用意しているため、ピルのような毎日服用するお薬も、ストレス少なく継続が可能です。

ミニピルに関するご不安やご質問は、お気軽にメディカルポストにご相談ください。