アフターピルを飲んだ後の生理はいつから?
アフターピル服用後、3日から3週間以内に月経が起こります。避妊成功のサインとされる消退出血は3日から1週間以内に起こることが多いですが、消退出血については個人差があり、起こらない方もいらっしゃいます。
本記事では、月経と消退出血の違いやアフターピル服用後の副作用などを詳しく解説しています。
アフターピルを飲んだ後の生理
アフターピルを飲んだ後の月経(生理)は、約3~7日以内に起こることが多いのですが、 服用のタイミングや排卵状況、生理予定日によっても異なります。
アフターピル服用後、3週間以上月経が起こらなかった場合は妊娠している可能性があるため、妊娠検査薬を使用し妊娠の有無を確認するか、産婦人科などで診てもらうようにしましょう。
消退出血とは
アフターピル服用後に起こる出血を消退出血といい、これは月経(生理)とは異なる出血です。
消退出血が起こる仕組みは通常の月経と変わらず、体内の女性ホルモンが一時的に増えた後に、減少するタイミングで子宮内膜が剥がれ落ちて出血するためです。
ただし、消退出血は全員に起こるわけではなく、アフターピルの服用タイミングや個人差も大きく関わるため、1週間以上消退出血が起こらなかったとしても避妊失敗とは限りません。
どちらにしても、3週間以内に月経のような出血があれば避妊に成功している確率は高いと言えます。
しかし、3週間以内に出血があった場合でも、着床出血の可能性も否定できません。念のため、妊娠検査薬を使用しましょう。
アフターピル服用が排卵前だったケース
アフターピルを服用したタイミングが排卵前だった場合、消退出血は3日から1週間以内で起こります。その後、排卵が起こり、12日から14日経って月経が起こります。
消退出血と月経は似ているため、同じ月に月経が2回来たと勘違いされる方もいらっしゃいますが、身体の異常ではないため、ご安心ください。
アフターピル服用が排卵後だったケース
アフターピルを服用したタイミングが排卵後だった場合、通常の月経と消退出血が同じタイミングで起こります。
どちらにしても、アフターピル服用後に月経のような出血があれば避妊に成功している可能性は高いと言えるでしょう。
しかし、消退出血だと思っていた出血が、着床出血であった可能性も否定できないため、念のため妊娠検査薬を使用するか、産婦人科で診てもらうようにしましょう。
避妊成功の判断はいつ?
避妊成功の判断は、アフターピルを服用した後、月経が起こったうえで妊娠検査薬を使用して確認し、最終的な判断を下すようにすると確実です。
アフターピル服用後3週間以内に月経が起こらない場合、妊娠している可能性が高いため、妊娠検査薬を使用するか産婦人科へ行き医師に妊娠しているかを確認してもらいましょう。
消退出血と着床出血の見分け方
消退出血と着床出血は共通点が多く、見分けが付きにくい傾向にあります。
消退出血は、受精卵が着床できるよう厚くなった子宮内膜が、アフターピルの内服によって剥がれ落ちる際に起こる出血のことです。
着床出血は、受精卵が厚くなった子宮内膜に着床する際、子宮内膜を傷つけることで起こる出血で、妊娠成立の兆候となります。
消退出血 | 着床出血 | |
---|---|---|
時期 | アフターピル服用後 最短2日~遅くて3週間程度 |
性行為後 3週間以上後 |
期間 | 平均2~3日程度 | 2~3日 |
血液の色 | 鮮血、茶色 | 鮮血、茶色 |
どちらも普段の月経と比べて出血量は少なく血液もサラッとしていることが多いです。
いずれにせよ、どちらの出血なのか判断が難しいため、一度妊娠検査薬を使用してみましょう。
着床出血について 妊娠検査薬について避妊成功のサイン=消退出血
消退出血とは、アフターピル服用後、子宮内膜が剥がれ落ちることで発生する出血です。
避妊の成功は消退出血が起きたかどうか、もしくは月経が起こったかどうかで見分けられます。
消退出血による出血の期間は、普段の月経よりも少し短いか、同程度の期間続き、平均すると2~3日程度で終わります。
しかし、2~3日の出血があった場合も、それが確実に消退出血であるとは言い切れません。
理由は、不正出血である可能性もあり、不正出血の場合、基本的に1週間程度出血が続きますが、人によっては数日で終わってしまう場合もあるため、消退出血と思われる出血があっても、妊娠検査薬などで避妊に成功しているかを確認すると安心です。
アフターピル服用後、3週間以内に月経による出血が起こらないまま、少量の出血があった場合は着床出血である可能性が高く、妊娠成立のサインだと言えます。
しかし、月経や消退出血、着床出血は非常に似ており、区別がつきにくいため、この場合も妊娠検査薬で確認するか、医師に診てもらい確認するようにしましょう。
アフターピルを飲んだ後の副作用はいつから?
般的に吐き気や眠気、頭痛といった症状が服用後の早い段階(2時間程度)で起こります。
不正出血や消退出血などの症状はいつ起こるか分からないため、いつ出血しても大丈夫なように、ナプキンなどを用意して過ごすといいでしょう。
アフターピルを飲んだ後の副作用9つ
アフターピル服用後には、下記のような副作用が起こる可能性があります。
副作用の多くは24時間以内に治まるものが多く、事前の対策も可能です。
1.吐き気
吐き気には特に注意が必要です。アフターピルを服用後、数時間以内に吐き気の症状が表れますが、アフターピルが完全に吸収されるまで約2時間かかるため、服用後2時間以内に吐き出してしまうと、アフターピルの効果が十分に発揮されない可能性があります。
もし2時間以内に吐き出してしまった場合は、医師に相談して、もう1錠服用するのかを確認しましょう。
また、吐き気止めを同時に服用することも可能ですので、不安な方は用意しておくと安心です。
2.乳房の張り
アフターピルの副作用として、乳房の張りといった症状も挙げられます。
基本的に24時間以内に張りの症状は治まりますが、もし24時間を経過後も症状が治まらない場合はアフターピルの副作用によるものではない可能性もありますので、医師にご相談ください。
3.倦怠感、傾眠
倦怠感や傾眠といった症状も、副作用として現れることがあります。
どちらも重篤な副作用ではありませんが、アフターピル服用後は自転車や車などの運転を避けましょう。
眠気覚ましにコーヒーなどからカフェインを摂取しても問題ありませんが、カフェインを摂りすぎると胃を荒らしてしまい、吐き気が起こりやすくなるほか、胃腸を弱めて下痢気味になる可能性もあるため、摂り過ぎにはご注意ください。
4.胃腸障害
胃腸障害も重篤な副作用ではなく、基本的には24時間以内に快復します。症状は、胃の辺りに痛みや不快感があったり、胸焼けや吐き気などの症状が現れたりします。
胃腸障害が心配な方は、アフターピルと一緒に胃腸薬を服用するといいでしょう。
5.消退出血
消退出血が起こる仕組みは、通常の月経(生理)とほぼ変わりません。アフターピルの内服によって、一時的に女性ホルモン量が増えた後に徐々にホルモン量が減っていく過程で子宮内膜が剥がれ落ち、少量の出血が起こります。
この消退出血は、アフターピルを飲んでから早くて2~3日、遅くて3週間以内までに起こることが多いです。子宮内膜が剥がれ落ちることで、受精卵の着床する場所が無くなり、妊娠が防げます。
6.少量の性器出血(不正出血)
アフターピルを服用すると、ホルモンバランスが一時的に乱れるため、不正出血が起こる可能性があります。
不正出血は2~ 3日で終わる場合もありますが、一週間以上続くケースが多いです。
一週間以上の性器出血が続けば、高い確率で不正出血である考えられますが、2~3日で終わる場合は、消退出血や着床出血の可能性もあります。着床出血の場合は、避妊失敗の可能性が高いので、妊娠検査薬を使用するか、医師に相談して検査を受けましょう。
7.肌荒れ
アフターピル服用後は、ホルモンバランスが一時的に乱れることで肌が荒れる可能性があります。
アフターピルに含まれる多量の女性ホルモンにより、排卵を遅らせたり、子宮内膜を薄くしたりすることで妊娠を防げますが、ホルモンバランスの乱れにより、肌荒れするリスクがあることも覚えておきましょう。
8.頭痛、腹痛
アフターピルに含まれる女性ホルモンの影響で、頭痛や腹痛といった副作用が起こる可能性があります。
これらの副作用もほぼ1日経過すれば治っていきますが、何日も続く場合には他の病気である可能性も否定できません。その場合は、医療機関を受診しましょう。
また、アフターピルと併せて頭痛薬や胃腸薬を服用しても問題ないので、ご安心ください。
9.月経周期の異常(生理がずれる)
排卵前にアフターピルを服用した場合は、消退出血が起こった後に月経が始まります。
消退出血は、服用後2~3日で起こり、その一週間後くらいに通常の月経が始まるため、同じ月に月経が2回来たと感じる方もいらっしゃいます。
しかし、これは身体の異常が原因ではないため、ご安心ください。
生理予定日に月経が起こる方が多いのですが、個人差があり、人によっては10日前後の乱れが生じます。
排卵後にアフターピルを服用した場合、子宮内膜が薄い状態のため、消退出血はすぐには起こらず、次の月経と同時に消退出血が起こります。
そのため、服用のタイミングによっては、消退出血が見られないこともあるため、消退出血が無かったからといって確実に避妊に失敗しているわけではありません。
排卵後に服用した場合でも、ホルモンバランスが乱れるため、月経周期の異常が起こるケースがあります。ストレスなども月経周期が遅れる要因になるため、予定日に月経が起こらなくても慌てる必要はありません。
副作用がなくても避妊効果はある
アフターピルを服用後に副作用が表れる期間には個人差があります。一方で全く副作用が無いという方もいらっしゃいます。ですが、副作用が無かったとしても避妊効果には影響を与えませんので、どうぞご安心ください。
アフターピルは排卵を抑制し、子宮内膜を薄くする作用があります。そのため、受精が起こりにくく、仮に受精したとしても、子宮内膜が薄くなっているため着床する可能性は低いです。
副作用が起こらなかったとしても、正しく服用できていれば妊娠の可能性はゼロに近いといえます。
アフターピルを飲んだ後の注意点4つ
アフターピルを飲んだ後の注意点は、下記の4つです。
アフターピルは正しく服用すれば高確率で避妊できます。
しかしその反面、注意しなければならないことも多くあります。一つずつ見ていきましょう。
1.嘔吐を避ける
アフターピルを飲んだ後の副作用として、もっとも多い症状が吐き気です。
アフターピルは身体に吸収されるまでに約2時間程度かかるため、2時間以内に吐いてしまうと薬剤が持つ本来の高い避妊効果が期待できなくなります。
吐いてしまうことが心配な方は、アフターピルと一緒に吐き気止めを服用するといいでしょう。
また、2時間以内に吐いてしまった場合は、メディカルポストにご相談いただくか、お急ぎの場合には、お近くの産婦人科・婦人科もしくは当サービス提携先のクリニックまでご相談ください。
2.性行為時には避妊をする
アフターピルには排卵を5日程度止める作用がありますが、だからといって避妊具を使用しないで性行為をしていい訳ではありません。精子は女性の身体の中で平均3~5日程度生き延びると言われており、アフターピルの効果が切れたタイミングで受精してしまう可能性があるからです。
3.処方された分のみを服用する
アフターピルは、決められた用法用量を必ず守りましょう。2錠以上飲んでも効果が上がることはなく、お身体への負担が増える原因になります。そのため、医師から処方された分のみを服用するようにしてください。
4.24時間授乳を控える
授乳中にアフターピルを服用した場合、最低でも24時間は授乳を控えるようにしてください。
アフターピルに含まれる成分が血液によって全身に作用するため、母乳にも影響を与える可能性がゼロではないからです。
アフターピルを服用すると生理は遅れる?早まる?
アフターピルを服用後は、ホルモンバランスが乱れることで、約10日前後月経の遅れが生じることがあります。
ホルモンバランスが乱れていなければ、予定日通りに月経が起こりますが、生理予定日から10日以上月経が来なかった場合は、避妊に失敗している可能性もあるため、避妊検査薬を使用するか、医師に確認してもらい、妊娠の有無を確かめましょう。
アフターピルのオンライン処方ならメディカルポストへ
ここまで紹介してきた通り、アフターピルにはさまざまな副作用があり、発症する時期や期間、症状の程度には個人差があります。
アフターピルは、性行為後、早いタイミングで服用すれば高確率で避妊できますが、服用が遅れてしまった場合は十分な避妊効果が期待できないため、いかに早く処方してもらうかが重要です。
低用量ピルなら手軽に避妊可能!
低用量ピルは、月経困難性などの問題を抱えていない方でも、避妊目的としての服用ができます。
低用量ピルの服用により、99%以上の避妊効果を得られる他、卵巣がんや子宮体がんなどの予防にも効果的です。
メディカルポストでは、アフターピルだけでなく、低用量ピルもオンラインで購入可能です。
メディカルポストでは、LINEだけで診察と処方が完結します。待ち時間が無いため予約のスケジュール調節が必要なく、全国へ最短当日発送が可能です。
メディカルポストが選ばれる8つの理由
-
手軽にどこでも
オンライン処方自宅でも、外出先でも。どこでも医師とオンライン診療・処方が可能です。
-
最短当日発送
&全国発送可能診察後に当日発送!全国どこでも、ご指定の場所へお薬をお届けします。
-
婦人科クリニックの
オンライン診療医療機関による運営なので、安心してお悩みをご相談いただけます。
-
継続率98%の
続けやすい価格設定続けやすい価格でご提供します。ピル以外のお薬は、送料無料です。
-
プライバシー配慮&過剰包装なしの梱包
プライバシーに配慮して、中身がわからない簡易包装でお届けします。
-
専用アプリ不要!
LINE1つで完結予約も診察も、LINEのみで完結します。専用アプリは必要ありません。
-
2回目以降の利用時
診察料は無料2回目以降に、初回と異なるお薬を処方する場合も、診察料は無料です。
-
夜間22時まで処方
&即時予約可急にお薬が欲しいときも大丈夫!診察1時間前まで即時予約可能です。
24時間365日予約受付中
メディカルポストのオンライン診療は、リアルタイムで即時予約が可能です。
夜間22時(最終受付21:30)までオンライン診療を行っておりますので、お忙しい方もぜひご相談ください。
よくある質問
一般的には、アフターピル服用後早くて2~3日で起こる、消退出血が認められれば避妊成功といえます。月経後にアフターピルを服用した場合は、次の月経と同じタイミングで消退出血も起こるため、消退出血が見られなかった場合も、月経が起これば避妊に成功しているといえます。
はい、いらっしゃいます。 不正出血や吐き気といった症状は、比較的高い確率で現れますが、中にはそれらの症状が全く現れないといった方もいらっしゃいます。副作用が無かったから避妊に失敗しているという訳ではなく、あくまでも消退出血が起こったか、月経が始まったかで避妊成功は判断します。確実な効果の判断には、妊娠検査薬の使用が最適です。
服用後2時間以内に吐いてしまった場合は、有効成分が十分に身体に吸収されていない可能性が高いため、再度服用することをおすすめします。吐いてしまった場合は、メディカルポストにご相談いただくか、お急ぎの場合には、お近くの産婦人科・婦人科もしくは当サービス提携先のクリニックにご相談ください。また、吐き出してしまうことが不安な方は、アフターピル服用時に吐き止めを一緒に内服いただくといいでしょう。
はい、構いません。アフターピル服用後にカフェインを摂ったとしても、避妊効果に影響はありません。しかし、摂取のし過ぎには注意が必要です。なぜなら、カフェインを摂りすぎると胃を荒らしてしまい、吐いてしまったり、下痢になったりする恐れがあるためです。吐いても下痢になってもアフターピルの効果を下げてしまう要因になりますので、あくまでも適量にとどめておきましょう。
はい、構いません。アフターピル服用後にアルコールを摂取しても、避妊効果に影響はありません。しかし、お酒の飲み過ぎが原因で吐いてしまった場合も、アフターピルの効果が薄れてしまうため、適量にとどめておきましょう。