不眠症とは?原因や改善方法、睡眠薬のメリットを紹介

不眠症とは?原因や改善方法、睡眠薬のメリットを紹介

不眠症は、夜になかなか寝付けない、しっかり眠ったはずなのに熟睡できていないなどの睡眠にかかわる症状が出ます。

この記事では、不眠症の原因や改善方法、睡眠薬のメリットについて解説します。

不眠症にお悩みの方や睡眠薬の使用を検討している方、自身の症状が不眠症かどうかわからないという方はぜひ、参考にしてください。

不眠症とは

不眠症とは

  • 夜寝付くまでに時間がかかる
  • 睡眠中に何度も目が覚める
  • 朝早く目が覚めてしまい再び寝付けない

などの睡眠に関わるトラブルの総称であり、「睡眠障害」の一種です。不眠症は、睡眠障害の中でも割合が多いといわれています。

日本では2割以上が不眠の症状があるといわれるほど、睡眠の問題を抱えている人が多いことがわかっています。

参考:
日本睡眠学会|睡眠障害とは -睡眠障害の種類-
厚生労働省|「睡眠障害」の標榜実現に向けて

不眠症の4つのタイプ

不眠症には、主に以下の4種類のタイプがあります。

  • 入眠困難
  • 中途覚醒
  • 早朝覚醒
  • 熟眠障害

それぞれの症状について解説します。

入眠困難

布団に入っても眠りにつくまで30分〜1時間あるいはそれ以上かかり、苦痛を感じるタイプです。ストレスや不安などが主な要因とされており、睡眠障害の中でも多くの割合を占めています。近年は睡眠の直前までスマホやパソコンを使用することが原因として急増している点も特徴です。

中途覚醒

中途覚醒とは、一度眠りについたものの眠りが浅いため、何度も目が覚めてしまい、その後眠れなくなるタイプです。特に中高年や高齢者に多くみられます。

早朝覚醒

早朝覚醒は、通常の起床時間の2時間以上前という早い時間に目覚めてしまい、眠れなくなるタイプです。体内時計のズレが原因となり、高齢者に多くみられます。

熟眠障害

十分な睡眠時間が取れているにもかかわらず、眠りが浅くて睡眠の質が悪いため、ぐっすり眠った感覚が得られないタイプです。熟眠障害はさまざまな原因で起こりますが、睡眠時無呼吸症候群が関係していることもあります。

不眠症を引き起こす主な原因

不眠症は複数のタイプがあると同時に、その原因も多岐にわたります。精神的・身体的な要因や環境面、疾患など、各原因を解説します。

精神的・身体的要因

不眠症の原因として多いのがストレスです。不眠症の4つのタイプはいずれも、ストレスが強くかかることで起こり得るといわれています。強いストレスは一時的な不眠を起こすことがあり、その状態が週3日、3週間以上継続すると治療が必要となる可能性も否定できません。

さらに、身体的な変化も睡眠と深く関係しています。代表的な変化が加齢です。また、頻尿の方は夜間にトイレへ行く回数が増えて十分な睡眠を取れなくなることから、頻尿も不眠症の原因となり得ます。

「何かしらの病名がつくほどではないが、睡眠に影響を与えている不調がある」というケースは非常に多いです。

環境

睡眠環境も、不眠症の症状の原因となることがあります。例えば、身体に合わない枕を使用している、寝室の場所が変わった、明るい寝室で寝ているなどの環境が睡眠へ悪影響を与えることで、不眠を引き起こす可能性が考えられます。

また、生活習慣の乱れ、時差がある場所との移動は生活リズムが崩れやすくなり、不眠症の症状を引き起こしやすくなります。

疾患

睡眠時無呼吸症候群やむずむず脚症候群、周期性四肢運動障害などの睡眠中に症状が現れる疾患は、睡眠を妨げる原因の1つです。

その他にも、うつ病や統合失調症、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などの心の病気も不眠症の症状が出やすくなるといわれます。

不眠を改善するには

不眠は普段の生活を見直すことである程度改善が可能な症状です。睡眠に関して問題を抱えている方は、まず以下のポイントを見直してみましょう。

不眠を改善するポイント

  • 体内時計を整える
  • 生活習慣を見直す
  • 寝酒を控える
  • 睡眠薬を活用する

体内時計を整える

不眠の改善には、体内時計を整えて適切な睡眠時間を取ることが大事です。夜眠れないからと昼寝をしたり、休日に遅くまで寝たりすることは体内時計の乱れにつながるため、避けることをおすすめします。

なかなか睡眠時間が取れない場合でも、無理に睡眠時間を増やすのではなく、一定の起床・就寝時間を習慣づけることが、体内時計を整えるためのコツです。

生活習慣を見直す

不眠を改善するには、生活習慣を整えることが大切です。

  • 起床後に朝日を浴びる
  • 規則正しい食生活を送る
  • 適度な運動をする

などの生活習慣の見直しを行いましょう。

また、覚醒作用があるカフェインやニコチンも、睡眠の質を下げる原因です。禁煙とともに、夕方以降のカフェインの摂取を避けることをおすすめします。

寝酒を控える

アルコールを飲むとよく眠れると思われがちです。アルコールの摂取は早く眠りにつきやすくなる一方、睡眠の質を悪くする一因となります。中途覚醒を引き起こしやすくなるので、寝酒は避けましょう。

睡眠薬を服用する

生活習慣の改善を試してみたけれど不眠症の症状が改善しない場合は、医療機関を受診して睡眠薬を処方してもらいましょう。

睡眠薬は多くの種類がありますが、お一人おひとりの症状に合わせて処方された睡眠薬を服用すれば、不眠症の改善効果が望めます。

睡眠薬を使用するメリット

睡眠薬は「すぐに入眠できる」「睡眠の質が向上する」というメリットがあります。副作用が怖いという印象を持つ方がいるかもしれませんが、適切に使用すれば不眠症の改善が期待できます。

なかなか寝付けない方でも、睡眠薬の服用で入眠までにかかる時間を短くできます。

また、睡眠薬は、深い睡眠をサポートします。睡眠が浅い、または中途覚醒で熟睡した感じがしないという方でも、睡眠薬の効果によって朝までぐっすりと眠れるようになるのです。

睡眠の質が向上すると、日中の活動へ悪影響を及ぼすことも減り、生活の質の向上につなげられます。

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不眠症についてよくある質問(FAQ)

Q.不眠症と睡眠不足の違いはなんですか?

A.睡眠不足とは、眠る時間が足りない状態、確保できない状態です。睡眠時間が短いために日中に眠気が襲うことはありますが、日常生活に支障や困難をきたすことはありません。一方、不眠症は睡眠時間を確保しているにもかかわらず、眠りたくても十分に眠れず、日常生活に支障をきたす状態という点が睡眠不足と異なります。

Q.不眠症は治せますか?

A.不眠の原因を把握して適切な治療を受けることで、不眠症の改善が目指せます。生活習慣の見直しのみで不眠症の症状が改善しない場合は医療機関を受診して、適切な治療や投薬を受けるのがおすすめです。

Q.睡眠薬を使っても健康リスクはありませんか?

A.睡眠薬には副作用がありますが、どのような薬にも副作用はあります。しかし医師の指示を守って適切に服用すれば副作用のリスクは少なく、安全に使用できます。

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