超低用量ピルに避妊効果がないのはなぜ?ミニピルや低用量ピルとの違い
ピルの使用を検討されている方の中には、「超低用量ピル」という薬剤名を聞いたことがある方も多いかもしれません。
超低用量ピルは、月経困難症や月経前症候群(PMS)の症状緩和などを目的に使用されるピルです。
日本では避妊を目的とした使用は認められていませんが、海外では避妊目的で処方されている例もあります。
この記事では、超低用量ピルの特徴や、日本と海外における取り扱いの違い、そして避妊を目的とする場合にどのようなピルを選べばよいのかについて、わかりやすく解説します。
超低用量ピルとは?
ピルにはさまざまな種類がありますが、超低用量ピルはその中でも特にエストロゲンのホルモン量が少ないタイプに分類されます。
ピルは、1錠中に含まれるエストロゲンの量によって、以下のように分類されます。

現在、日本で処方されている超低用量ピルには、ヤーズフレックス配合錠、ドロエチ配合錠「あすか」、ジェミーナ配合錠などがあり、主に、生理痛(月経困難症)や月経前症候群(PMS)の改善などを目的として処方されています。
ホルモンの配合量を抑えているため副作用のリスクが軽減されますが、一方で不正出血の頻度がやや高くなる傾向も報告されています。
超低用量ピルの副作用・デメリット
- 不正出血
- 下腹部痛
- 吐き気、頭痛、むくみ
- 貧血、鉄欠乏性貧血
- 血栓症リスクがゼロではない
超低用量ピルはホルモンによる身体への負担が少ない一方で、避妊目的での使用が日本では承認されていません。
低用量ピルのような高い避妊効果を望む方には適していない点に注意が必要です。
超低用量ピルに避妊効果はないのはなぜ?日本と海外の違い
日本では、超低用量ピルは避妊を目的とした使用は認められていません。
これは、避妊効果を示すための十分な臨床試験データが国内で不足していることが主な理由です
海外では避妊薬として承認・使用
欧米諸国では、超低用量ピル(エストロゲン含有量が20μg以下)を含めた超低用量ピル全般が、避妊薬として広く承認・使用されています。たとえば、フランス、イギリス、ドイツ、アメリカ、カナダなどでは、医師の処方を経てピルを日常的に使用する女性も多く、一部の国では薬局での購入も可能です。
ただし、超低用量ピルに関しては、ホルモン量が非常に少ないために、全ての女性で低用量ピルと同等の避妊効果が得られるとは限らないという報告もあります※1。
実際に、ある研究※2では、超低用量ピルを服用中に妊娠した女性が一定数おり、避妊効果に個人差が生じる可能性が示唆されています。
参考
※1 https://www.jsog.or.jp/news/pdf/
※2 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23921878/
日本と海外では、たとえ同じ成分・同じ薬剤であっても、日本独自の審査制度によって、承認されている効能や使用目的が異なる場合があります。
これは安全性や医療文化の違いによるものです。 このような背景から、日本では超低用量ピルを避妊目的で使用することは推奨されておらず、避妊を主な目的とする場合には、避妊効果が認められている信頼性の高いピルの選定が大切です。
避妊目的でのピルの選び方
避妊を目的としてピルを使用する場合には、医薬品として避妊効果が正式に認められているものを選びましょう。日本で避妊薬として承認されているピルには、主に低用量ピルとミニピルがあります。
どちらもメディカルポストにてオンライン診療・処方が可能です。
低用量ピル
低用量ピルは、エストロゲンとプロゲスチンの2種類のホルモンを含む経口避妊薬で、排卵を抑える作用があります。
さらに、子宮内膜の状態や頸管粘液を変化させることで、複数のメカニズムで妊娠を防ぎます。
避妊効果に加えて、月経痛の軽減や月経周期の安定、PMS(月経前症候群)・月経困難症の改善、肌荒れの緩和なども期待できます。
避妊効果 | 非常に高く、正しく服用すれば99%以上の避妊率が期待できる |
使用方法 | 毎日1錠を同じ時間に服用 |
医師と相談が必要な方 | 血栓症リスクの高い方(喫煙者・ 40歳以上・BMI以上) |
超低用量ピルとの違い | エストロゲン量が多く、排卵抑制の効果が高い 避妊目的での使用が正式に認められている |
低用量ピルの詳細は下記の記事をご参照ください。
ミニピル
ミニピルは、プロゲスチンのみを含むピルで、エストロゲンを含まないため血栓症のリスクが比較的低いのが特徴です。
血栓症リスクの高い方(喫煙者・ 40歳以上・BMI以上)のほか、産後や授乳中の女性にも処方されます。
避妊効果 | 低用量ピルと同程度の効果があるが、服用時間のズレにより効果が低下しやすい |
使用方法 | 毎日1錠を同じ時間に服用 ※3時間以上の遅れで避妊効果が下がるとされています |
医師と相談が必要な方 | 血栓症リスクの高い方、特定の疾患がある方、55歳以上、または閉経している方 |
超低用量ピルとの違い | エストロゲンを含まないため副作用のリスクが低い 避妊効果が正式に認められている |
ミニピルの詳細は下記の記事をご参照ください。
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