生理不順で産婦人科を受診したら何される?治し方や薬は?
月経不順(生理不順)で婦人科を受診した際は、問診から始まり、必要に応じて血液検査、内診、エコー(超音波)検査などが行われます。
性行為の経験がない中学生や高校生の方などは特に、どんな診察や検査が行われるのか、内診(診察台に上がって、視診や触診を行う検査)は必ず行うのか、不安に思う方も多いのではないでしょうか?そこでこの記事では、検査の詳細と月経不順の治し方や処方される薬についてくわしく解説します。
生理不順で産婦人科を受診した際の検査内容と内診の有無
生理不順で婦人科を受診すると、下記の診察・検査が行われることがほとんどです。
- 問診・診察
- 血液検査
- 内診
- エコー(超音波)検査
内診の有無はケースバイケースとなります。しかし、月経不順の原因として、問診時に生活習慣の乱れや過度なダイエットなどではなく、子宮・卵巣等、生殖器に炎症・異常などの病的要因が疑われる際は、内診が必須となります。
未成年などで内診に対する強い恐怖心があり初診時に内診が行えなかった場合は、薬の服用による治療からスタートし、後日来院の際に改めて内診を行う場合もあります。重要な疾患が予測されるにもかかわらず覚醒下(起きている状態)での内診が難しい際は、麻酔を使用して内診を行うケースもあります。
なお、内診を含む、血液検査やエコー(超音波)による検査は、医師が必要であると判断した場合のみ行われ、説明なしにいきなり行われることはありません。また、性交渉の経験がない方で、超音波検査が必要と判断された場合は、経腟超音波検査でなく、経直腸超音波検査(肛門から器具を挿入する検査)が行われるケースもあります。
問診・診察
事前の問診表などで回答した内容をもとに、医師が診察を行います。聞かれる内容は、初経年齢、月経周期(短い時・長い時で何日間など)、月経に伴う症状、性行為や妊娠の可能性の有無、現在服用中のお薬や、既往歴・手術歴などについてです。
中学生・高校生などで一人での来院が不安な場合や、その他の事情により患者様が同伴の方と来院した場合は、同席下で問診を行うだけでなく、本人単独でも行います。これは、性交渉の有無・ダイエットの状況・家族関係や人間関係などが同伴者の前で話しにくい場合があるためです。
血液検査
血液検査を行うと、現在のホルモンの状態を把握できます。月経不順の原因はさまざまですが、血液検査によって女性ホルモンの血中濃度を調べ、卵巣機能やホルモンの分泌に異常がないかどうかを判定します。採血は腕から行うケースがほとんどです。
内診
内診は、内診台という婦人科特有の診察台に座り、脚を開いた状態で受けます。医師が外陰部を視診し、目に見える腫れや湿疹、見た目上の異常がないかどうかをチェックするほか、膣内に指を入れ、同時にお腹を上から軽く押して、子宮や卵巣に炎症や腫瘍がないかどうか、痛みがないかどうか触診で調べます。
痛みはほとんどありませんが、緊張で筋肉が強ばると痛みを感じやすくなってしまうため、息をゆっくり吐きながら、リラックスして内診台に座り、診察を受けましょう。検査直前の洗浄や剃毛は必要ありません。
エコー(超音波)検査
超音波検査は、婦人科の内診台に座り、プローブと呼ばれる超音波が出る細い棒を腟内に挿入して行われます。超音波によって、子宮の大きさや子宮内膜の厚さ、卵巣の大きさが確認可能です。子宮がん・卵巣がん・子宮内膜症・子宮筋腫など、子宮や卵巣の異常の発見を目的としています。
多くの場合、痛みもほとんどなく数分で終わる検査のため、過度な心配は不要です。ご不安が強い方は、事前にその旨を医師に伝えておきましょう。
ピル以外も?生理不順の5つの治し方
月経不順の5つの治し方について、それぞれくわしく解説します。
01.食生活を見直す
月経不順の多くが、急激な体重の増減によるものです。短期間で体重や体脂肪が減少すると、脳が飢餓状態であると判断し、卵巣の活動を停止させてしまいます。
また、肥満の傾向が強く出た場合も、糖代謝異常や脂質代謝異常などによって排卵が抑制され、月経不順が起きる可能性があります。特定の食材が月経不順を改善するわけではないので、適切な栄養バランスや摂取量を考えて食生活を見直しましょう。
02.ストレスを軽減する
心身のストレスも、月経不順を起こす原因の一つです。受験期や就職活動中、入学や就職、ショックな出来事があった時、引っ越し直後など、これまでの生活環境が大きく変化した際に起こりやすいといえるでしょう。
生活リズムや食生活を整えていれば自然に治るケースもありますが、月経不順が起こってから3カ月以上経過しているにも関わらず、周期が不安定な場合は、婦人科を受診しましょう。
03.過度な運動を控える
健康的なライフスタイルに欠かせない運動ですが、活動量が過度になると、体内のエネルギー不足が慢性的に続き、身体が生殖機能を抑制する原因になります。
運動のし過ぎの場合、月経不順の中でも月経が長期間来ない「無月経」の状態に近い方が多く、治療の期間が後回しになればなるほど回復は難しくなります。活動量や食事量、および体重・体脂肪の管理を行い、回復が見られない場合は早めに婦人科を受診しましょう。
04.ピルを服用する
女性ホルモンが含まれているピルを服用することで、ホルモンバランスが整って規則的な月経周期が促され、月経不順を改善できます。
日本では、ピルは医師の診察・処方に基づいて使用される医療用医薬品のため、ドラッグストアなどでの購入はできません。クリニックに行くことが難しい方は、オンラインのピル処方サービスなどを利用するのもおすすめです。
05(病気が原因の場合は)治療を行う
子宮や卵巣の病気で月経不順が起こっている場合は、放置しているとがんが発生したり、大きな病気につながったりするケースもあるため、優先的な治療が必要です。
月経の度に痛みや出血量が増加している、ピルを服用しているにもかかわらず症状が改善しないなどの場合は、早めにかかりつけ医や近くの婦人科を受診してください。
業界最安値1,980円で低用量ピルをオンライン購入するなら【メディカルポスト】
低用量ピルのオンライン処方なら、メディカルポストがおすすめです。メディカルポストは専用アプリのダウンロードが不要。LINEで医師の診療と処方が受けられます。中身がバレにくい簡易包装でお手元に届くため、同居している方がいても安心です。業界最安値の低用量ピルが、スピーディーにお手元に届きます。初回は送料無料、2回目以降は再診料が無料です。
生理不順の時に服用する薬は?
月経不順(生理不順)時に服用する薬は下記の2つが挙げられます。
- 女性ホルモン剤=ピル
- 漢方薬
01.女性ホルモン剤=ピル
ピルには女性ホルモンが配合されており、服用によって体内のホルモンバランスを調整することで、月経不順を改善します。月経周期は女性ホルモンである卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)によってコントロールされていますが、低用量ピルにはこの2種類のホルモンが含まれています。
体質や年齢によっては、血栓症のリスクが上昇するため、卵胞ホルモンが含まれる低用量ピルを服用できない方もいらっしゃいます。そういった方には、卵胞ホルモンを含まないミニピルの処方も可能です。メディカルポストでの取り扱いもございますので、くわしくはLINE診療時にご相談ください。
メディカルポストで取り扱っているピル一覧
アンジュ28 | 1,980円 |
---|---|
ファボワール28 | 2,000円 |
ラベルフィーユ28 | 2,000円 |
マーベロン28 | 2,200円 |
トリキュラー28 | 2,200円 |
漢方薬
血行不良を改善したり、自律神経の乱れを緩和したりする効果を持つ漢方も、月経不順の治療薬として処方される場合があります。多く用いられる漢方には当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、加味逍遙散(かみしょうようさん)、桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんりょうかよくいにん)などが挙げられますが、自己判断で服用しても正しい効果を得られない場合があるため、医師や漢方薬・生薬認定薬剤師などに相談しましょう。メディカルポストでも、各種漢方薬を取り扱っております。漢方薬による治療をご検討の方は、お気軽に医師にご相談ください。
メディカルポストが選ばれる8つの理由
-
手軽にどこでも
オンライン処方自宅でも、外出先でも。どこでも医師とオンライン診療・処方が可能です。
-
最短当日発送
&全国発送可能診察後に当日発送!全国どこでも、ご指定の場所へお薬をお届けします。
-
婦人科クリニックの
オンライン診療医療機関による運営なので、安心してお悩みをご相談いただけます。
-
継続率98%の
続けやすい価格設定続けやすい価格でご提供します。ピル以外のお薬は、送料無料です。
-
プライバシー配慮&過剰包装なしの梱包
プライバシーに配慮して、中身がわからない簡易包装でお届けします。
-
専用アプリ不要!
LINE1つで完結予約も診察も、LINEのみで完結します。専用アプリは必要ありません。
-
2回目以降の利用時
診察料は無料2回目以降に、初回と異なるお薬を処方する場合も、診察料は無料です。
-
夜間22時まで処方
&即時予約可急にお薬が欲しいときも大丈夫!診察1時間前まで即時予約可能です。
24時間365日予約受付中
メディカルポストのオンライン診療は、リアルタイムで即時予約が可能です。
夜間22時(最終受付21:30)までオンライン診療を行っておりますので、お忙しい方もぜひご相談ください。
よくある質問
月経不順や無月経の状態が3カ月以上続いているときに、医師の診察を受けるといいでしょう。月経不順は、月経の周期が24日以下または39日以上の場合を指します。月経は環境の変化や心身のストレスの影響を受けやすいため、一度月経不順があっても、次の月経から元のサイクルに戻っているようであれば過度な心配は不要です。月経不順が3カ月以上続いているときは、医師に相談しましょう。
月経不順(生理不順)を放置すると、将来妊娠しにくくなる可能性が高まるほか、がんのリスクが上昇します。これは、月経不順によってプロゲステロンの分泌が低下して、エストロゲンの働きが優位になってしまうためです。エストロゲンによって子宮内膜が増殖すると、古い内膜が剥がれないまま子宮内で厚みが増して、悪性化しがんになるリスクがあります。
月経不順が必ず不妊につながるわけではありませんが、排卵が予測できなかったり、病気が隠れていたりすることにより、妊娠しにくくなる可能性は否定できません。月経不順が3カ月以上続いている場合は、医師の指示のもとで適切な治療を行いましょう。
内診では、医師が膣内に指を入れて子宮や卵巣に異常がないかどうかを確かめます。内診は指を入れる診察のみを指しますが、必要に応じて腟鏡(クスコ)で膣内を広げる膣鏡検査や、プロープと呼ばれる細長い棒を挿入するエコー(超音波)検査も行われます。性交渉の経験がない場合は、経直腸超音波検査(肛門からプローブを挿入して行うエコー検査)が選択される場合もあります。
内診台にある腹部から下を隠すカーテンは、患者様の緊張感や羞恥心を軽減させるためにあるものです。カーテンがあることでリラックスして受診できる方がいる一方で、「何をされるのか分からなくて怖い」と不安になる方もいらっしゃるため、カーテンの開け締めのご要望がある場合は、内診前に医師に伝えるといいでしょう。