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中絶費用が払えない…相場や分割払い、保険などの疑問を解決

現金で中絶費用が払えない…クレジットカードの分割払いはできる?

「予期せぬ妊娠で、中絶手術をするしかないのにお金がない!」こういったお悩みを持つ方は、少なくありません。予期せぬ妊娠に備えることは不可能ですし、中絶手術にかかる費用は高額になる傾向にあるからです。しかし、中絶は手術できる期間が決められており、時間的な余裕がありません。

では、「中絶費用が払えない」状況に陥ったとき、どうすればいいのでしょうか?一番ポピュラーな方法として挙げられるのが、クレジットカードで分割払いをするという方法です。これなら、手持ちの現金がなくとも、支払いを済ませることができます。実際に、池袋アイリス婦人科クリニックでも、各種クレジットカードでのお支払いに対応可能です。

この記事では、中絶にかかる費用について、患者様が疑問に思うことや、お困りになることにフォーカスして、くわしく解説します。

ページの監修医師

ページの監修医師加村和雄院長

池袋アイリス婦人科クリニック
加村和雄(かむらかずお)院長

1998年埼玉医科大学医学部卒業。病院やクリニックにて、日本産科婦人科学会専門医として研鑽を重ね、池袋アイリス婦人科クリニックを開院。

目次

中絶手術にかかる費用とは?

まず、中絶手術にいくらくらいかかるのか、一つずつ確認していきましょう。

中絶手術にかかる費用といえば、手術費だけで終わると思っている方も多いかもしれません。しかし、実際には手術費以外にも、さまざまな料金がかかる場合が多いです。

そのことを知らずにいると、「思ったよりも多額の費用が必要だった」「想定していた予算では、間に合わなくなった」といった事態に陥ってしまう可能性があります。

では、手術費以外にどのような費用がかかってくるのでしょうか?

手術費用 基本的な手術費用。妊娠週数によって変動し、週数が進むほど高額になっていく傾向がある
麻酔費用 麻酔をかけるときに必要な薬剤・医療技術に対する費用
術前診察+検査費 感染症や基礎疾患の有無などを調べ、安全に手術を行うための診察と検査にかかる費用
術後検診費 術後の経過を確認するための検診にかかる費用
術後投薬料 痛み止め(鎮痛剤)・子宮収縮剤・抗生物質など、身体の回復に必要となる薬剤を処方するための費用
当日手術加算 即日手術に対応している医療機関で、当日に検査・手術を済ませるための費用
土日祝日加算 希望者が多く、医療機関も休みが多いため、特別料金のような意味合いで設けられている費用
リスク加算 麻酔・手術を行ううえで、リスクとなる疾患や既往がある場合に加算される費用
埋葬・供養費 胎児の埋葬や供養などを行うための費用

ここに挙げたのは、一般的に中絶手術時にかかるとされる費用です。中には見慣れないものもあるかもしれませんが、多くの場合でこうした費用がかかります。

「中絶費用が払えない…」ときの対処法

中絶手術は、高度な医療技術が求められるため、その金額も高額になる傾向があります。また、手術費用だけでなく、それに伴うさまざまな費用がかかることもわかりました。こうした中絶費用が「払えない」状況にある方もいるでしょう。しかし、中絶できる期間には決まりがあり、それを過ぎると中絶することは不可能です。

初期妊娠中絶は保険適用にならず、また医療費補助も受けられません。医療費控除なら受けられますが、医療費控除は、まず自分が治療費といった費用そのものを用意しなければならないので、「今、お金が足らない!」「払えない!」という方に向いている制度ではないのです。

では、どうすればいいのでしょうか?

クレジットカードによる分割払い

考えられる方法として、もっとも一般的なのが、中絶にかかる費用を"カード支払い"として、分割にすることです。実際、多くの婦人科やレディースクリニックがカード払いに対応しています。まずは、カード払い対応の医療機関を探してみることがおすすめの対処法の一つといえるでしょう。

カードローンで現金を借りる

次いで考えられるのが、カードローンでお金を借りることです。カードローンで現金を用意できれば、医療機関に支払いが完了でき、中絶手術が問題なく受けられます。消費者金融でお金を借りることに抵抗のある方が多いのも事実ですが、背に腹は代えられない状況です。思い切って借りたという方も少なくありません。

もちろん、家族や友人などに事情を話して借りられれば良いのですが、中絶は周りに隠していたいことに違いなく、身近な人に借りずにどうにかしようと思うのが心情。いずれにせよ、費用が払えず困っている方にとって、上記の2つは、おすすめできる選択肢といえるでしょう。

高校生・学生で中絶費用が払えないとき

未成年を含む、高校生・学生の方で、中絶費用が払えないとお困りの方は少なくありません。この場合、親にバレたくないと思う方もたくさんいます。こうした親バレを心配する方にとって、中絶費用の問題は非常に大きな問題です。

しかし、「金額が安いから」「親にバレなさそうだから」と母体保護法指定医が執刀をしない、違法な診療をしている"クリニック"で中絶を済ませることは、絶対に避けてください。とても危険なだけでなく、母体保護法によって定められた方法で行われなかった中絶は、処置を受ける側も処置をする側も罪に問われます。

また、違法な貸付を行ういわゆる"闇金業者"からお金を借りるのは、もってのほかです。近年では、闇金のターゲットが未成年となっているという指摘もあり、問題となっています。決して、違法な業者からの融資は受けないでください。

お金を用意できない、費用が払えない高校生の方が問題を解決するには、親御さんに打ち明けたうえで、きちんと同意を得るのが一番です。中絶手術は費用の問題だけでなく、手術後のお身体・心のケアなど、親御さん(保護者)の協力が必要なことが多くなっています。とても勇気のいることですが、親御さんへのご相談がベストな方法と言えるでしょう。

なお、性犯罪・性暴力による妊娠の中絶は、公費負担の対象になります。対象となる方は、ぜひ、そちらもご活用ください。

中絶費用の平均と相場について

中絶費用は自費診療のため、各医療機関で料金が異なります。そこで気になるのが、費用の平均や相場です。中絶手術の種類と費用の相場を表にしたので、見てみましょう。

手術の種類(妊娠週数) 中絶費用相場
初期中絶手術(~11週6日) 10万~20万円
中期中絶手術(12週~21週6日) 30万~50万円
初期中絶手術(~11週6日) 相場:10万~20万円
中期中絶手術(12週~21週6日) 相場:30万~50万円

初期中絶の費用相場は、10万~20万円ですが、妊娠週数が経過していくにつれて、平均額は上がっていきます。8週までの手術費用平均は12万6千円、10週までが15万5千円、それ以降になると18万円以上になるようです。さらに、中期中絶手術になると、胎児がそれだけ大きくなっているので、初期中絶と違う方法で手術を行わねばならず、入院加療が必要になり金額が跳ね上がります。

池袋アイリス婦人科クリニックでは、患者様のお身体やお気持ちへの負担を考慮し、中期の人工妊娠中絶手術は承っておりません。なぜ当院が中期中絶を行っていないのか、以下にくわしくご説明しています。また、妊娠週数と中絶手術についても解説しているので、ぜひご参照ください。

「後悔しないために!」中絶費用相場を確認する必要性

中絶を考えたとき、皆さんはインターネットでさまざまな情報を見ることになります。中絶費用もその一つで、各医療機関のホームページを見れば、料金表が掲載されているはずです。

そこで、ご自身が考えているエリアの中絶費用の平均や相場を、しっかり確認することがとても重要になってきます。調べるというプロセスをはさむと、多くのことが見えてくるもので、「中絶しなければ!」という大きな課題に対し、ご自身が冷静になれる可能性が高まります。一呼吸おいて考える、いわば頭の冷却期間と考えるといいでしょう。そうすることで、「相場より高い金額の医療機関を選んでしまった」「もっと良い病院があったのでは?」というような後悔が少なくなります。

池袋アイリス婦人科クリニックの
中絶費用

10週未満の
初期中絶手術

※術式の内容についてはお問合せください
60,000円(税抜)
66,000円(税込)
術後検診 無料
麻酔代 無料
術後薬代 無料
埋葬費 無料※1
  • ※1専門委託業者に依頼して”火葬”を行います。
  • ※手術前の診察・検査費として10,000円を頂戴いたします。
  • ※診察にて医師がリスク(例:双子の場合や、帝王切開歴のある方、喘息疾患など持病のある方など)が伴う手術と判断した場合、追加料金が発生する場合があります。また、吸引法(EVA・MVA)での手術をご案内することがあります。
  • ※10週~12週未満の方は別途費用を頂戴いたします。
  • ※手術方法によっては費用が異なります。
  • ※即日手術の場合は、別途費用頂戴いたします。
MVAをご希望の場合 税込129,800円

池袋アイリス婦人科クリニックの料金が安い理由

池袋アイリス婦人科クリニックでは、「予期せぬ妊娠」「望まぬ妊娠に悩む」全ての患者様を、お一人でも多くサポートさせていただきたいと考えています。患者様に安全性の高い治療や手術をご提供することはもちろん、診療費用の負担についても考慮している医療機関です。

麻酔費、埋葬費、術後検診費などは、一般的に追加で費用がかかりがちですが、当院ではこれらの費用を無料でご案内しています。他院と比較して、このことに驚かれる患者様もいらっしゃるほどです。質の高い医療を低価格でご提供できるのは、ご来院になった患者様の口コミを見てきてくださる方や、ご紹介でご来院される方が多くいらっしゃるからに違いありません。

「中絶費用が払えない……」とお悩みの患者様は、お一人で悩まず、まずはお気軽に当院にご相談ください。

中絶費用と保険適用

中絶費用と保険適用の可否

妊娠12週未満の初期中絶には、保険は適用されません。術前の診察から検査、手術、術後の検診まで、全額が自己負担です。しかし、例外もあり、以下は保険適用となります。

  • 胎児が母体内で死んでしまう「稽留流産」になった場合
  • 妊娠の継続が、母体の生命に危険を及ぼすと判断された場合

中絶費用は医療費控除の対象

中絶手術は医療費控除の対象となります。これにも国で定める決まりがあり、以下のように国税庁のホームページに記載があります。

妊娠中絶の費用のうち、母体保護法の規定に基づいて医師が行う妊娠中絶に係るものは、医療費控除の対象となります。

引用:国税庁|妊娠中絶の費用

つまり、「母体保護法の規定に基づいて医師が行う」場合のみ、医療費控除の対象となるのです。池袋アイリス婦人科クリニックで中絶手術を行うのは、母体保護法指定医のみですで、医療費控除の対象となります。医療費控除を受けようと考えている患者様も、どうぞご安心ください。

高額療養費制度は使えるの?

では、高額療養費制度の使用はできるのかというと、この制度は保険適用される診療が対象です。そのため、人工妊娠中絶手術は、高額療養費制度の対象外ということになります。

ですが、保険適用となっている中絶手術の場合は、高額療養費制度が使えるケースもあるため、ご自身が制度の対象なのか、確認する必要がありそうです。

出産育児一時金は中期中絶のみ

続いて、出産育児一時金はどうなのか見ていきましょう。全国健康保険協会のホームページには、以下のように記載されています。

健康保険でいう出産とは、妊娠85日(4ヶ月)以後の生産(早産)、死産(流産)、人工妊娠中絶を言います。

引用:全国健康保険協会‖出産に関する給付

結論から言うと、人工妊娠中絶手術でも、妊娠85日以上が経過、おおむね妊娠4ヵ月以上であれば、出産育児一時金の制度を受けられます。妊娠4ヵ月となると、中期中絶がこの制度の対象です。1児あたり420,000円が支給されます。なお、初期の妊娠中絶手術では、制度の対象とならないのでご注意ください。

性犯罪による中絶は公費負担制度の対象

性犯罪や性暴力による"望まぬ妊娠"に関する中絶手術は、公費負担制度の対象となっています。行政が関与する"性犯罪・性暴力被害者支援のためのワンストップ支援センター"や警察庁に相談して、公費負担とすることが可能です。お心当たりのある方は、ご活用ください。

性犯罪・性暴力被害者支援のためのワンストップ支援センターの一覧は、こちらから。

自費診療でも保険証を持参すると安心な訳

ここまで中絶手術は自費診療とご説明してきましたが、実際の診察・手術時には、健康保険証をお持ちいただくのが望ましいです。術前検査で万が一、他の病気が発覚した場合などに、保険適用の診察ができます。保険が効く病気であれば、保険適用で診察・治療すると経済的負担が少なくて済むからです。

中絶費用のよくあるご質問

  • 中絶費用はいくらですか?

    池袋アイリス婦人科クリニックの中絶手術にかかる費用は、6万7千円です。一般的に別途費用がかかる麻酔費、術後の検診費などの費用を、当院では無料で行っております。

  • 中絶したいのですが、すぐに現金を用意できません。クレジットカードは使えますか?

    はい。池袋アイリス婦人科クリニックでは、クレジットカードでのお支払が可能です。患者様とクレジットカード会社様とのご契約の内容によっては、分割払いも可能となっています。

  • 池袋アイリス婦人科クリニックは、なぜ他の病院よりも中絶費用が安いのですか?

    池袋アイリス婦人科クリニックは、全ての患者様のサポートさせていただきたいと考えています。患者様に安全性の高い治療や手術をご提供することはもちろん、診療費用の負担についても考慮しているからです。費用のことでお悩みの患者様も、まずはお気軽に当院にご相談ください。

  • 中絶手術時に保険証を使うとバレますか?

    中絶手術をするだけであれば、保険適用の診療はなく、記録などに残ることはありまあせん。また、保険請求や明細などのお知らせが届くこともないので、ご安心ください。

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2024/11/01
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