プレコンセプションケア(プレコン)とは?東京都のクリニックの選び方|費用・エリア・男女ペア

Preconception care
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近年、各自治体が助成制度を実施するなど、大きな注目を集めている「プレコンセプションケア」。新しい概念のため「どんな取り組みを行っているのか」「どうやってクリニックを選べばいいのか」などの疑問を抱えている方も少なくありません。

そこで、この記事ではプレコンセプションケアの概要やクリニックの選び方などを紹介します。また、合わせて、ご希望の項目を選択するだけでオススメのクリニックが見つかるオリジナルガイドもご用意いたしました。ぜひ、ご活用ください。

目次

プレコンセプションケアとは?

プレコンセプションケアとは「性や妊娠に関する正しい知識を身に付け健康管理を行うよう促すこと」(東京都福祉局:プレコンセプションケアより引用)と定義されています。

日本語では「妊娠前のケア」という意味であり、将来の妊娠・出産に向けた健康基盤づくりを指します。

一方、年々プレコンセプションケアに対する考え方は広がっており、妊娠や出産の枠を超えて、「生涯にわたる健康維持」という視点で語られることも珍しくありません。

この記事では主に、妊娠・出産に向けた健康管理と健康維持の概念からプレコンセプションケアを解説していきます。

プレコンセプションケアは男女ペアで取り組むべき?

プレコンセプションケアは男女がペアで受けてはじめて、大きな効果を発揮します。

プレコンセプションケアの第一歩は「妊娠のしやすさと安全性を確認するための検査」なのですが、不妊は女性が原因のケースも男性が原因のケースも存在します。

そのため、片方だけがプレコンセプションケアに取り組んでも、カップルとしての妊娠のしやすさや安全性を正確に把握することはできません。男女が協力して取り組むことが非常に大切です。

プレコンセプションに関する東京都の助成制度

東京都のプレコンセプションケア助成金は女性・男性それぞれ最大3万円。対象は東京都民かつ18歳以上40歳未満。TOKYOプレコンゼミ受講、登録医療機関の予約、検査と助言・相談、アンケート回答と助成申請の順に進めます。ゼミ受講前の検査は助成対象外、上限を超えた分は自己負担です。

東京都ではプレコンセプションケアの一環として、検査費用などを支援する助成制度を実施しています。

助成額の上限は男女それぞれ3万円、ペア合計6万円です。上限の範囲で受けた検査に沿った金額が助成され、上限を超えた費用は自己負担です。

対象検査は必須項目と選択可能項目に分かれ、具体的には以下の通りです。

プレコンセプションケアの東京都の助成対象となる検査
検査区分 男性 女性
必須検査
  • 尿検査
  • 血液検査
  • 麻しん抗体検査
選択可能
検査
  • B型肝炎検査
  • C型肝炎検査
  • 感染症検査
  • 精液一般検査
  • 精液精密検査(精液一般検査と併せて実施したものに限る)
  • 男性ホルモン検査
  • 精巣超音波検査
  • AMH検査
  • 甲状腺ホルモン検査
  • 経膣超音波検査
  • 女性ホルモン検査

そのほか、支援の要件や支援の流れなどは東京都福祉局のプレコンセプションケアをご覧ください。

プレコンセプションケア|東京都のクリニックの選び方

プレコンセプションケアについて、東京都の助成制度を利用する場合は検査を受けるクリニックの選び方が非常に重要です。

  • ・料金
  • ・エリア
  • ・検査項目(オプション)
  • ・男女ペア対応の可否

上記の要素は医療機関ごとに異なり、なんとなくで選んでしまうと思わぬ失敗につながりかねません。そこで、それぞれの注意点について、選び方のポイントを解説します。ぜひ、参考にしてください。

料金

各医療機関が行っているプレコンセプションケアの検査は原則、自由診療です。そのため、検査費用は医療機関によって異なります。「同じ検査ならどこで受けても同じ料金」というわけではないので注意してください。

検査費用が高いと助成金の上限を超えてしまったり、予算内で受けられる検査が限定されてしまったりします。検査前には各クリニックの費用を比較検討しましょう。

エリア

プレコンセプションケアは検査を受けて終わりではありません。異常が見つかった場合は適切な治療が必要です。検査後の通院の可能性を考慮して、通いやすいエリアのクリニックを選びましょう。

検査項目(オプション)

プレコンセプションケアの必須検査と選択可能検査の一覧。男女共通の尿・血液・麻しん抗体・肝炎・感染症検査、男性の精液・男性ホルモン・精巣超音波検査、女性のAMH・甲状腺ホルモン・経膣超音波・女性ホルモン検査を紹介しています。

プレコンセプションケア助成対象の「選択可能な検査」について、クリニックによっては実施していないものがあります。むしろ、すべての検査が可能な医療機関は非常に珍しいです。

そのためクリニック選びの際には「自分が希望している検査に対応しているか」を調べることをおすすめします。

男女ペア対応の可否

プレコンセプションケアの検査は、男女がペアで受けることが重要です。しかし、一部の婦人科クリニックでは女性の検査にしか対応しておらず、男女が一緒に受診することができません。

特別な希望がないのなら、男女ともに検査可能なクリニックにて、ペアで検査を受けましょう。

「選択できる検査」は受けるべき?

選択できる検査の項目について、「受けなくてもいい」あるいは「すべて受けなければ」と考える方も多いのですが、実はどちらもおすすめできません。

選択項目は自分の健康状態をくわしく把握できる良いきっかけになります。せっかく費用の助成があるのならば、いくつか受けた方が得策です。

一方、すべての検査を受けるとなると費用的にも身体的にも負担が大きくなってしまいます。助成額の上限を超えてしまうケースもあるでしょう。また、先述したようにすべての選択検査に対応しているクリニックがほとんどないという点も考慮しなければなりません。

ただし、女性の選択項目についてはすべてを実施しているクリニックも少なくないので、予算の範囲で希望するものをできるだけ多く選んでも良いでしょう。

男性については、精液一般検査と男性ホルモン検査を実施しているクリニックは多く、これらの検査だけでも十分に情報が得られるのでオススメです。